詩の風呂
死に損なったあなたを見つけて、ぎゅうと抱きしめた。両うでで包みこんで、あなたの実在をたしかめる。少しゴワッとした、でもしなやかな髪質を手に感じながら、もう一生あなたを忘れないように。手のひらが眼になる。確かなあなたの感触。これが夢だと気づかなかったのは、このたしかな感触のせい。夢の中で目をとじてしまったからかなあ。
投稿日
カテゴリー:
投稿者:
shino
タグ:
メールアドレスが公開されることはありません。 ※ が付いている欄は必須項目です
コメント ※
名前 ※
メール ※
サイト
次回のコメントで使用するためブラウザーに自分の名前、メールアドレス、サイトを保存する。
Δ
コメントを残す